CLOVA OCRは、書類・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスです。手書き文字、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い認識精度を誇り、国際会議ICDARでは、世界No.1の認識精度*を誇り、多くの企業や行政のサービスに導入・ご活用いただいています。
* 文書解析と認識に関する国際会議(ICDAR:2019/3/29時点)で4分野にて世界No.1を獲得
さらに導入しやすく使いやすいプロダクトを目指し、導入いただく企業のお話を伺いながら、日々開発・研究を重ねてきました。
そして、この度レシート・領収書に特化した「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」、請求書に特化した「CLOVA OCR(請求書特化型)」をリリースしました。
今回は従来のAI-OCRとの違いや効果、詳しい機能、ユースケースなどをご紹介していきます。
※現在、CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)
CLOVA OCR(請求書特化型)ではFreeプランのご提供はございません。
価格については上記よりお問い合わせください。
特化型OCRの特長
Point1:事前設定が不要!分類機能の精度が高い
従来のAI-OCRでは、企業ごとに異なるフォーマットのレシート・領収書・請求書の読み込みを自動化するために、事前に手作業でフォーマット設定するなど、煩わしい事前設定が必要でした。
しかし、特化型のCLOVA OCRは、認識した文字や値の文字検出や認識のみならず、項目分類まで対応します。
例えば、読み込まれた画像から検出・認識・テキストデータ化された文字や値の中から、「発行日」「日付」「品目」「金額」などの項目毎に自動分類します。そのため、ご利用いただく企業ではフォーマットの事前設定が不要となり、手入力や項目分類などの工数を大幅に削減することが可能です。
Point2:認識精度が高い
高度な文章認識により、読み取るだけで自動解析・認識し、テキストデータ化することができます。従来では難しかった縦書き文書や歪んだ写真の認識も可能です。
Point3:契約者様のアカウントから複数の呼び出しURLの発行が可能
デバイス毎、利用者毎、提供先毎などで管理をしたい場合には、契約者様のアカウントから複数の呼び出しURLの発行ができます。呼び出しURL毎に、利用制限(利用枚数や期間など)や利用枚数の集計をすることができるので、呼び出しURL毎に請求をかけたり、利用枚数の管理をすることができます。
それぞれ発行した呼び出しURLは、発行元で特に設定等をすることなくすぐにご利用いただくことが可能です。
CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)
レシート・領収書に特化したOCRです。
事前に設定することなく、レシート・領収書から認識した文字を、店名や支払日などの項目に対応する形で分類します。
分類可能な項目は、店舗情報・金額情報・決済情報・明細情報です。
CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)の対象項目
年内には、一般的なレシート発行機のレシート以外にも、旅行会社やECサイトから発行されたオンライン決済明細や、手書き領収書や交通系の券売機から発行された領収書にも対応予定です。
活用例1:レシートを活用したキャンペーン
〜 マーケティングでの活用事例 〜
【効果】
キャンペーンのスムーズな参加を促進、ユーザーの利便性向上
(新規顧客獲得、キャンペーン終了後の継続的な利用促進、CRM活動)
ユーザーが商品を購入した際のレシートを、キャンペーンLPなどからスマホでレシートの画像を撮影し送信すると、レシートに記載されている「キャンペーンコード」「該当商品」などをOCRによりテキストデータ化し、手入力させることなく、スムーズにキャンペーン参加を促進することができます。(専用アプリ・LINEなどへの組み込みが可能)
LINEアプリでは、お友だち登録をさせる仕組みを活用することで、キャンペーン終了後も商品情報やクーポンをユーザーに提供することにより、継続的な情報発信やマーケティング活動を行うことも可能です。
活用例2: LINE WORKSとの連携による経理処理の自動化
〜 オフィスでの活用事例 〜
【効果】
社内の経費精算や申請のプロセスを効率化
精算業務を自動化することで担当者の負担を軽減
LINE WORKSとCLOVA Chatbot・CLOVA OCRを連携し、
社員の精算や社内申請プロセスを効率化
経費として申請したいレシートや領収書などを『CLOVA OCR』でテキストデータ化し、『CLOVA Chatbot』と会話をすることでシステムへの登録が完了します。
『CLOVA OCR』を活用することで、LINE WORKS上で多数の領収書やレシートを伴う経費精算や経理のデータ入力業務を大幅に効率化することができます。
(LINE/その他のアプリでご利用いただくことも可能)
CLOVA OCR(請求書特化型)
請求書に特化したOCRです。
CLOVA OCR(請求書特化型)には3つが特徴があり、より進化した請求書業務の自動化を実現しています。これまで手間であった請求書の手入力業務の削減、項目分類などの工数を大幅に削減し、自動化により優先すべき業務のリソース確保や、コストの大幅な削減を可能にします。
- 1. 明細情報の認識が可能
請求金額や店舗名などの主要な情報だけでなく、詳細の品目やそれらの単価など、明細情報の認識が可能です。認識範囲が広いため、請求書の手入力時間をより大幅に削減することができます。
- 2. 項目分類の精度の高さ
テンプレート毎に事前設定をすることなく、自動で認識した値(文字)を請求書に特化した項目に分類することが可能です。今までの手作業を削減し、飛躍的な業務の効率化を実現することができます。
CLOVA OCR(請求書特化型)の対象項目
- 3. 複数枚に及ぶ明細情報の認識が可能
RPA・ERP・ワークフローツールなどと連携し自社システムなどに接続することで、大量の書類を読み取り、自動化することが可能です。
導入による作業時間削減イメージ
※現在、CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)
CLOVA OCR(請求書特化型)ではFreeプランのご提供はございません。
価格については上記よりお問い合わせください。
CLOVA OCRに関するおすすめのイベント
「SAP CONCUR FUSION EXCHANGE 2020 JAPAN」に登壇!
9月8日(火)よりオンラインで開催される株式会社コンカー主催の「SAP CONCUR FUSION EXCHANGE 2020 JAPAN」にて、9月29日に弊社DXコンサルティングチームの引間が登壇いたします。LINEのCLOVA OCRを活用した請求書処理業務について紹介します!
OCRの導入やDX推進にご興味がある方は、ぜひご参加ください!
CLOVA OCRとは?
CLOVA OCRは、紙面・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスです。CLOVA OCRを活用することで、伝票登録・領収書・身分証明証、モバイルアプリ上における情報入力など、煩雑な入力作業を簡単にし、手入力の時間を大幅に削減します。手書き文字や湾曲した文字など悪条件下でも精度高く認識します。多言語の対応も可能です。
また、一般的なOCRサービスの料金設定は、読み取りを指定した項目1枠ごとでの換算が多いのに対し、CLOVA OCRは1枚ごとに換算をするため、ランニングコストが想定しやすく、項目数が多い大量の書類の読み取りを自動化する場合でも、低価格でOCRの導入が可能になります。
すぐにご利用いただけるデモや資料もご用意しています。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください!
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