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いま求められる バックオフィスDX化の重要性とAI-OCRの活用意義

CLOVA OCR

近年、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉は、従業員の生産性向上や業務効率の向上のために全社的に取り組むべき施策として認知されています。

 

しかし、急に「DXに取り組みビジネスを変革する」と言われても、多くの企業では十分な取り組みを行うのが難しい状況です。


本ブログでは、まず企業の基盤とも言えるバックオフィス部門に焦点をあて、バックオフィスのDX化に向けたステップを示しながら、企業のビジネス変革に参考となる情報をお伝えします。
 

 

< 目次 >

・今、なぜDXが求められているのか?
・そもそも、DXとはなにか

・DXの実現のための3つのステップ

・なぜバッククオフィス業務のDX化が重要なのか

・バックオフィス業務の効率化で注目されるRPA

・デジタイゼーションをサポートするAI-OCR

・CLOVA OCRのご紹介

・読み取り機能の高度化と新機能のご紹介

・バックオフィスのDX化におけるAI-OCRの活用意義とは


 

今、なぜDXが求められているのか? 

 

いま日本でDXが必要とされる背景には、労働力不足と労働生産性の低さが挙げられます


少子高齢化が急速に進み、企業は必要な労働力の獲得が困難な状況に置かれていること。また日本は他の先進国に比べて労働生産性が低いため、必要な労働力に対して企業内部の生産性向上だけでカバーすることが、すぐには難しい状況です。

 

そのためITを活用して業務をデジタル化する、すなわちDX化を推進することで、労働力を増やし、生産性を上げ、企業としての競争力を高めていくことが求められるようになりました。

 

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そもそも、DXとはなにか 


経済産業省の『 DX 推進ガイドライン( 2018 』での DX の定義によると、 「データやデ ジタル技術を手段として活用し、競争上の優位性を確立すること」 と定義されています


したがって、その対象は多岐にわたり、製品やサービスまたはビジネスモデルを変えることにとどまらず、社内の業務や組織・プロセス・企業文化・風土を変革することも含まれます


 

多くの企業にとって、現在の事業を捨て新たな事業に変換することは容易ではありません。また、 AIなどの新たなテクノロジーを使いたくても、活用するデータが紙や人の頭の中だけにある状況では、十分に活用しきれません。

 

そのため、DXを実現し競争上の優位性を確立するためには、段階的に取り組むことが重要となります。

 

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DX実現のための3つのステップ 


経済産業省の『DXレポート2 中間とりまとめ(2020)』によると、95%の企業はDXまったく取り組んでいないか、取り組み始めた段階で、全社的な危機感の共有や意識改革ができていない状況となっています。



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この結果からも、DXは短期間に達成できるものではないことが分かります。
DX化を推進するためには中長期的な取り組みとして計画を策定し、手順を踏んで実施していく必要があります。

 

具体的なDX化に向けた手順は以下の3つのステップです。まず取り掛かるべきは「情報やデータのデジタル化」です。

 


 

なぜバッククオフィス業務のDX化が重要なのか 

 

バックオフィス業務は、直接的には利益を生まない業務です。

 

しかし人事、経理、総務といったヒト・モノ・カネ・情報を管理する業務であり、事業を営む上でなくてはならない経営資源に関わる情報を管理しています。

 

そのためバックオフィス業務を効率化することは、フロントオフィス側の機能向上や経営情報の一元管理など、事業全体につながります。

 

DX化を実現して競争優位を確立していくために、まずは経営資源に関わる情報管理 ックオフィスから改革していくことが重要なのです。

 

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バックオフィス業務の効率化で注目されるRPA 

 

バックオフィスの効率化において、近年注目されているのはRPAです。RPAとはソフトウェアロボットを活用して、PC上の事務作業の自動化を可能にするテクノロジーです

 

ただし、RPAを導入すればすべての作業が勝手に自動化されるわけではなく、どのような作業をどのように処理するのかといった手順を、人がソフトウェアロボットに教える必要があります。


さらに各種業務システムを連携させなければ、一部の定型業務にしかRPAを適用できません。

 

これらを適切に対処してRPAを活用することで、事務作業を機械に任せ、戦略的な企画業務に人の時間を充てることができるようになり、デジタライゼーションを実現することができます。

 

そうすることで、次のステップであるデジタルトランスフォーメーションへと進むことができます。

 

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デジタイゼーションをサポートするAI-OCR

 

RPA導入時のよくある課題として、紙書類のデジタル化が挙げられます。残念ながら、RPAだけでは書類の効率的なデジタイゼーションができないからです。

 

この課題に対する解決策として注目されているのが、AI-OCRです。OCRとは画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能のこと。

 

従来のOCRと比較して、AI-OCRは認識精度が飛躍的に向上し、幅広い分野で活用が進んでいます。これまでは検出できなかった手書き文字や、斜めから撮影された画像でも正確に文字を検出することができるようになり、さらに検出された文字を、文字データとしてだけではなく、文章や単語として認識することができるようになりました。

 

そのため、文字の一部がかすれて見えなくなっているような状況でも、前後の文字から正しい単語を推論し、補完して認識することができます。

 

また、事前に検出領域の設定をしなくても、必要な単語の認識も可能です。

 

AI-OCRであれば、帳簿などの紙で運用されてきた書類を人手を使わずにデータ化できることから、DXの取り組みの第一歩として注目が高まっています。

ITRによる国内のOCR市場の調査によれば、OCR市場の平均成長率は13.7%と予測されています。

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CLOVA OCRのご紹介 

 

最新のAI技術を搭載したAI-OCRであるCLOVA OCRを提供しています。世界最高水準の認識精度で、あらゆる書類や画像を正しくデータ化します。作業時間だけでなく、確認・承認作業も含む業務プロセス全体が効率化でき、社内全体のDX推進や自社サービスの付加価値向上も実現可能です。

 

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読み取り機能の高度化と新機能のご紹介

 

CLOVA OCRは読み取る対象によって、定型・非定型・特定帳票の3つの読み取り方をご用意しています。

 

定型・非定型はこれまでも主流な読み取り方として使われてきたタイプで、特定帳票はさらに読み取り方が高度化されたタイプとなります。

加えて新機能「表抽出オプション」を使えば、表形式の帳票をそのままデジタルデータへと変換できます。

 

CLOVA OCRの活用によって、業務を効率化してデジタイゼーションを進めることで、DXの実現に向けた基盤を固めることができます。

 

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バックオフィスのDX化におけるAI-OCRの活用意義とは

 

DX化が求められている背景には、わが国の労働人口の減少と生産性の低さがあります

 

労働人口の短期での改善が難しい中、ITの力を活用して業務をデジタル化することによって生産性を上げ、競争力を回復する必要があります。

 

DXは中長期取り組みとして計画を策定し手順を踏んで実施すべきもので、短期間に達成できるものではありません。DX実現のためには3つのステップ「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「トランスフォーメーション」を踏む必要があり、まず最初に取り組むべきなのはデータやプロセスのデジタル化です。

 

その中でも特にバックオフィスのDX化が求められているのは、バックオフィスが企業系経営で重要なデータを管理しているからです。

 

さらにバックオフィスの効率化はフロントオフィスの機能向上にもつながるため、重要な取り組みになると言えます。

 

バックオフィスのDX化に活用できる技術としてRPAが注目されていますが、RPAを活用するためにまずアナログ情報をデジタル化する必要があります。

 

AI-OCRであれば、書類や帳票のような紙のデジタイゼーションに利用可能であることか
ら、DXの取り組みの第一歩として注目が高まっています。

 

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